梅毒(ばいどく)とは
梅毒は、トレポネーマという細菌による性感染症です。主な感染経路は感染している方との性行為で、粘膜や皮膚の小さな傷から感染します。また、感染している妊婦さんから胎児への母子感染も起こり得ます。
潜伏期間は平均3週間(10日~最長で90日)で、感染初期には性器やその周辺、口腔内などに無痛性の潰瘍(しょうかい)ができます。この症状は自然に消えるため気付きにくいのですが、適切な治療を受けないと重症化する可能性があります。
近年、若い女性の間での感染が増加傾向にあり、早期発見・早期治療が重要です。定期的な検査と安全な性行為を心がけることが予防の基本となります。
梅毒の症状
梅毒の症状は、初期の無痛性潰瘍から始まり、第二期では全身の発疹や発熱などが現れます。症状は一時的に消失することがありますが、治療せずに放置すると重篤な後期症状に進行する可能性があります。早期発見・早期治療が重要で、適切な治療を受ければ完治が可能です。
感染初期の症状(~3週間前後)
- 性器やその周辺、口腔内などに無痛性の潰瘍(しょうかい)が現れます。痛みがないため気付きにくく、2~3週間で自然に消えてしまいます
- リンパ節の腫れを伴うことがあります
- 無症状のこともあります
感染中期の症状(~3ヶ月前後)
- 手のひらや足の裏を含む全身に発疹が出現します
- 発熱、倦怠感、頭痛などの風邪に似た症状が現れます
- 脱毛や粘膜疹が見られることもあります
感染後期の症状(感染後数年~数十年後)
- 皮膚や骨、内臓などに重篤な病変が起こることがあります
- 心臓や血管、神経系に障害が及ぶ可能性があります
- この段階まで進行すると完治が難しくなる場合があります
梅毒の検査
梅毒の検査は、主に血液検査で行われます。検査では血液中の梅毒抗体を調べ、感染の有無や進行状況を確認します。
検査のタイミングは重要で、感染後3~4週間程度経過していないと正確な結果が出ないことがあります。これは、体内で抗体が作られるまでに時間がかかるためです。心配な接触があった場合でも、この期間を考慮して検査を受けることが推奨されます。
心配な症状がある場合や気になる接触があった際は、医療機関に相談することをお勧めします。
※WEBでは受付時間以外でも24時間365日ご予約いただけます。
TEL:050-1720-1847 (9:00-13:00/13:00-17:00 日祝休診 ※毎週木曜は19:00まで診療)
梅毒の治療
梅毒の治療は、ペニシリン系抗生物質の投与による治療が基本となります。治療の流れは以下のとおりです。
※以下は一例です。症状により検査および治療内容は異なりますのでご了承ください。
診察・検査
医師による問診と血液検査で感染段階を確認します。この結果に基づいて、適切な治療計画を立てます。
治療開始
ペニシリン系抗生物質の投与を、症状や進行度に応じて実施します。
ペニシリンアレルギーがある場合は、別の抗生物質が処方されます。
経過観察
治療後は定期的な血液検査で、治療効果を確認します。完治までの期間は感染段階によって異なりますが、早期発見であれば数週間で改善が見られます。
フォローアップ
治療終了後も、半年から1年程度は定期的な検査で再発がないことを確認します。
ご予約から診察までの流れ
当クリニックでは、最新の医療機器と経験豊富な専門医により検査・治療を行っております。
ご不明な点がある場合は、お気兼ねなくご相談ください。
※以下は一例です。症状により検査および治療内容は異なりますのでご了承ください。
ご予約
当クリニックでは、お電話とWEBよりご予約・お問い合わせを受け付けております。
※WEBでは受付時間以外でも24時間365日ご予約いただけます。
TEL:050-1720-1847 (9:00-13:00/13:00-17:00 日祝休診 ※毎週木曜は19:00まで診療)
予約制のため待ち時間も少なくスムーズに受診することができます。
来院・受付
ご予約いただいたお時間にお越しください。
※咳が出る方はマスクの着用をお願いいたします。
診察(問診・触診)
医師が症状についてお聞きし、診察を行います。
不安な症状がある方は、安心してご相談ください。診察の結果、必要に応じて検査を行います。
検査
検査の種類は、症状に応じて最適なものを選択いたします。
梅毒検査費用:5,500円
※検査費用は目安です。
検査結果が出るまで数日かかる場合がございます。
検査結果および治療方法については医師が丁寧にご説明し、患者さまの不安解消に努めています。
お悩みや不安があれば、何でもご相談ください。
治療
検査結果が陽性であった場合、治療を開始します。
※検査結果により治療(服薬)期間には個人差があります。
※治療後、治癒検査(治ったかどうかの検査)を行います。
ソウクリニック四条烏丸の特長
女性医師による、温かみのある診療
女性院長をはじめとする女性医師・スタッフが、デリケートなお悩みに親身に寄り添います。話しにくいことも、安心して相談いただけます。
プライバシーを第一に考えた、安心の診療環境
完全個室での診察や受付での配慮など、プライバシーに徹底的に配慮。落ち着いた空間で、周りを気にせず治療に専念できます。
アクセス抜群&トータルケア
駅から徒歩1分の好立地で、婦人科・内科など複数の診療科目を備えています。総合的な治療とアフターケアで、患者さまの健康をサポートします。
よくある質問(FAQ)
Q: 梅毒はどのような経路で感染するのですか?
A: 感染者との性行為による接触で感染します。具体的には、粘膜や皮膚の傷から感染します。また、感染している妊婦から胎児への母子感染もあります。
Q: 梅毒はお風呂でうつりますか?
A: お風呂やトイレの共用では感染しません。タオルの共有でも感染することはありません。梅毒は日常生活での接触では感染しない病気です。
Q:梅毒治療中の人とキスすると感染しますか?
A: 治療開始後2~3日経過すると感染力は著しく低下します。ただし、口内に症状がある場合は完治するまでキスは控えることが推奨されます。
Q:梅毒に一度感染したら免疫がつき、二度と感染しませんか?
A: いいえ、一度かかっても再び感染する可能性があります。治療後も適切な予防が必要です。
Q:梅毒に感染しているとHIVに感染しやすくなりますか?
A: はい、梅毒に感染するとHIVに感染するリスクが2~5倍高まります。これは粘膜の傷によってHIVが体内に入りやすくなるためです。
Q:妊娠中に梅毒に感染するとどうなりますか?
A: 胎児への感染リスクがあり、流産や早産、先天性梅毒などの可能性があります。妊婦健診での検査と早期治療が重要です。
Q:梅毒の潜伏期間はどのくらいですか?
A: 通常3週間程度(10日~最長90日)です。ただし、症状が出なくても感染している可能性があるため、心配な接触があった場合は検査をお勧めします。
Q:梅毒の治療期間はどのくらいですか?
A: 早期発見の場合、2~3週間の治療で改善が見られます。進行度によって治療期間は異なり、定期的な検査で完治を確認します。
予約・お問い合わせ
私たちのクリニックは、女性の院長が在籍しており、女性ならではのお悩みやご不安なことも患者さんに寄り添ってカウンセリングをいたします。
Webからご予約いただけます。まずは気軽にご相談ください。