レボノルゲストレル

レボノルゲストレル(アフターピル)とは

レボノルゲストレルは、避妊に失敗した際や避妊措置を講じなかった性交の後に、望まない妊娠を回避するために用いられる「緊急避妊薬(アフターピル)」の主成分です。合成黄体ホルモンの一種であり、世界保健機関(WHO)によって緊急避妊の標準的な薬剤として推奨され、世界各国で広く使用されています。

かつて日本で行われていた「ヤッペ法(中用量ピルを2回に分けて服用する方法)」と比較して、避妊阻止率が極めて高く、副作用が大幅に軽減されているのが大きな特徴です。日本国内では2011年に初めて承認され、現在では緊急避妊の第一選択薬として定着しています。あくまで緊急的な手段であり、通常の経口避妊薬(低用量ピル)のように計画的な避妊を目的とするものではありませんが、予期せぬ事態における有効な選択肢となっています。

レボノルゲストレルの安全性について

レボノルゲストレルは、適切に使用すれば非常に安全性の高い薬剤です。単回投与(1回1錠の服用)で完結するため、身体への負担が一時的であることも利点の一つです。

厚生労働省の検討会資料等によれば、万が一服用後に妊娠が判明した場合でも、胎児に悪影響を与えたり、奇形のリスクを高めたりすることはないと報告されています。また、将来の妊娠しやすさ(妊孕性)に影響を与えることもありません。数日以内に成分は体外へ排出されるため、服用後に重篤な後遺症が残る心配もほとんどなく、安心して服用いただけるお薬です。

レボノルゲストレルの避妊効果と仕組みについて

排卵を遅らせ、精子との受精を阻害する

レボノルゲストレルの主な作用機序は、排卵を抑制すること、または排卵を遅らせることにあります。服用することで一時的に体内の黄体ホルモン濃度が高まり、脳の下垂体に働きかけて排卵の指令(LHサージ)を抑え込みます。これにより、最大で5〜7日間ほど排卵が延期されます。女性の体内での精子の生存期間は平均して3〜5日間であるため、排卵を遅らせることで精子と卵子が遭遇するタイミングを回避し、受精そのものを防ぐ仕組みです。

服用時間と「妊娠阻止率」の関係

緊急避妊薬の効果を測る指標に「妊娠阻止率」があります。これは、本来妊娠する可能性があったケースのうち、薬によって回避できた割合を指します。日本産科婦人科学会の指針によれば、レボノルゲストレルを性交後72時間以内に正しく服用した場合、妊娠阻止率は約81〜85%と報告されています。特筆すべきは、服用までの時間が早いほど効果が高まる点です。24時間以内の服用であれば約95%の阻止率が期待できますが、時間が経過するほどその確率は低下するため、一刻も早い服用が推奨されます。

妊娠成立後には効果を発揮しない

極めて重要な点として、レボノルゲストレルは「すでに成立した妊娠」を中断させる効果はありません。WHO(世界保健機関)の見解でも、受精卵が子宮内膜に着床して妊娠が成立した後に服用しても、妊娠を継続させるホルモンレベルに影響は与えず、胎児の成長を妨げることもないことが示されています。つまり、アフターピルはあくまで「受精や着床を防ぐ」ための手段であり、中絶薬とは根本的に異なる薬剤であることを理解しておく必要があります。

レボノルゲストレルを選ぶメリット

レボノルゲストレルは、従来の緊急避妊法と比較して有効性と安全性の両面で多くの利点があります。

1.副作用が少なく負担が軽い

ヤッペ法に比べ吐き気などの副作用が劇的に少なく、1回1錠の服用で済むため身体的負担を最小限に抑えられます。

2. 高い避妊阻止率と信頼性

世界標準の薬剤として確立されており、旧来の方法よりも有意に高い避妊阻止率が医学的に証明されています。

3. 血栓症リスクを抑えた安全性

エストロゲンを含まないため、ピル特有の血栓症リスクを極めて低く抑えられ、安全に服用することが可能です。

服用前に知っておくべきデメリットと副作用

◆主な副作用と出現率
レボノルゲストレルの主な副作用には、消退出血、不正出血、吐き気、頭痛、乳房の張り、倦怠感などがあります。以前の避妊法に比べれば頻度は低いものの、一時的なホルモン変動により、数日間は体調に変化を感じることがあります。これらの症状は通常、服用後24時間以内に治まることがほとんどです。

◆服用直後の嘔吐への対処法
特に注意が必要なのは、服用直後の嘔吐です。薬の成分が吸収される前に吐き出してしまうと避妊効果が得られません。服用後2時間以内に嘔吐してしまった場合は、速やかに当院へご連絡ください。再度1錠を服用し直す必要があります。不安な方は、診察時にあらかじめ吐き気止めを併用する相談も可能です。

◆月経周期への影響
服用後は排卵が遅れる影響で、次回の生理予定日が数日前後することがあります。通常は予定より早く来ることが多いですが、遅れるケースも珍しくありません。

服用後の避妊確認(消退出血と月経)

避妊が成功したかどうかを判断する最大のサインは、服用後に「生理(消退出血)」が来ることです。

通常、服用後数日から3週間以内に、生理よりもやや少量で短い出血(消退出血)が起こることがあります。一方で、消退出血がなく、そのまま予定通りの月経が来るケースもあります。いずれにせよ、月経予定日を1週間過ぎても生理が来ない場合は、避妊が失敗した可能性があるため、必ず妊娠検査薬を使用するか婦人科を受診してください。服用後の自己判断は禁物です。

ピルの服用をお勧めできない人

レボノルゲストレルを安全かつ効果的に服用するために、以下の点に注意してください。

服用できない方(禁忌):本剤の成分に対し過敏症の既往がある方や、重篤な肝障害がある方は、代謝に影響を及ぼし病態が悪化する恐れがあるため服用できません。

授乳中の方:成分が乳汁中に移行することが報告されています。服用後24時間は授乳を避けることが推奨されています。

飲み合わせ(相互作用):抗てんかん薬(フェニトイン、カルバマゼピン等)、抗HIV薬(リトナビル等)、セイヨウオトギリソウ含有食品は、本剤の代謝を促進し効果を弱める可能性があるため注意が必要です。

服用後の性交渉:服用によって排卵が遅れるため、その後の性交渉で妊娠するリスクがあります。次の生理を確認するまでは、必ずコンドーム等で避妊を徹底してください。

肥満(BMI30以上)の方:海外の知見では、BMIが高い場合に有効性が減弱する可能性が指摘されています。該当される方は診察時にご相談ください。

ご予約から診察までの流れ

ご予約

緊急性が高いため、まずはお電話またはWebでご連絡ください。スムーズにご案内できるよう対応いたします。

※WEBでは受付時間以外でも24時間365日ご予約いただけます。 
TEL:050-1720-1847 (9:00-13:00/13:00-17:00 日祝休診 ※毎週木曜は19:00まで診療)
予約制のため待ち時間も少なくスムーズに受診することができます。

診察と服用診断

別室にて、最終性交日、月経周期、既往歴などを医師が確認します。内診(内診台での診察)は基本的に行いませんのでご安心ください。

お薬の処方・会計

医師の診断後、その場でお薬(レボノルゲストレル錠)を処方し、服用していただきます。お会計と同時に薬をお渡しするため、すぐに服用を開始できます。

料金

処方費用:レボノルゲストレル錠 8,800円(税込)

※アフターピルの処方は、保険適用外(自費診療)となります。
※上記以外に初診料などの費用は別途必要になる場合があります。ご来院の際は、費用と身分証明書(本人確認のため)を必ずお持ちください。

 

ソウクリニック四条烏丸の特長

1.女性の院長が在籍し、女性医師・女性スタッフが対応

女性ならではのお悩みやご不安なことも患者さんに寄り添って女性医師がカウンセリングをいたします。婦人科は検査も女性スタッフが対応しておりますので、はじめて婦人科にかかる方も、安心してご相談いただけます。

2.完全予約制で待ち時間少なく快適な診療体験を

当クリニックは完全予約制のため、待ち時間も少なくスムーズに受診することができます。ご予約はお電話または24時間365日WEBにて受け付けております。診察時間は月曜日から土曜日までは朝9時半から5時まで、木曜日は夜7時まで行っております。また、お問合せ時の状況によっては、予約なしでも診察いたしますので、まずはお電話ください。

3.すべての年代のお悩みに幅広く対応

当クリニックの婦人科は、すべての年代の女性のお悩みに対応しております。
年齢とともに変化する女性のからだは、年代に応じてその悩みも変化していきます。しかし「何となくこういうもの」と我慢して疾患や不調のシグナルを見過ごしてほしくないため、気になることや不安なことなどを丁寧にヒアリングしております。医師からの説明も「分かりやすい」を心がけておりますので、ご安心ください。

よくある質問(FAQ)

Q:未成年でも処方してもらえますか?

A: はい、可能です。当院では未成年の方でもご本人の意思を尊重し、プライバシーに配慮して処方いたします。保護者の同伴や同意書も必須ではありませんので、まずはご相談ください。

Q:保険証を使うと親や家族にバレますか?

A: レボノルゲストレルは自費診療(保険適用外)ですので、健康保険証を使用しません。そのため、ご自宅に利用明細などが届くことはなく、ご家族に知られる心配はありません。

Q:服用後、次の生理はいつ来ますか?

A: 多くの場合は予定通り、あるいは数日前後して来ますが、早い方では服用後数日で「消退出血」が起こることもあります。予定日より1週間以上遅れる場合は、必ず妊娠検査薬で確認してください。

Q:将来、不妊症になる原因になりませんか?

A: いいえ、不妊の原因にはなりません。成分は数日で体外へ排出され、その後の排卵や受精能力に悪影響を及ぼすことはありませんのでご安心ください。

Q:お酒(アルコール)を飲んでも大丈夫ですか?

A: 服用前後のお酒は極力控えてください。アルコールによって吐き気が強まると、薬を嘔吐してしまうリスクが高まり、十分な避妊効果が得られない可能性があるためです。

予約・お問い合わせ

私たちのクリニックは、女性の院長が在籍しており、女性ならではのお悩みやご不安なことも患者さんに寄り添ってカウンセリングをいたします。

Webからご予約いただけます。まずは気軽にご相談ください。

 

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