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陥没乳頭とは、乳頭(乳首)が突出せずに乳輪の奥に引き込まれたり、先端がくぼんだりしている状態を指します。その程度は人によって様々で、軽度のものから重度のものまでさまざまです。
以前は陥没していなかった乳首が徐々に陥没してきたり、引きつれたりする場合は乳がんなどの可能性があります。ご不安な方は、一度お早目の診察をお勧めします。
陥没乳頭には以下ような特徴があります。
陥没乳頭の症状は主に乳頭(乳首)の陥没ですが、その程度によって以下のように分類されます。
軽度:指で簡単に引き出せるが、再び陥没す中等度:ピンセットなどで引き出せるが、すぐに陥没する重度:指では全く引き出せず、手術が必要
重症の場合、くぼみに汚れがたまりやすく、感染のリスクが高まります。感染すると、赤みや腫れ、膿の分泌などの症状が現れることがあるため、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
陥没乳頭には先天性と後天性の2つの原因があります。
先天性の陥没乳頭は、母乳を作る乳腺組織と母乳が通る乳管の発達のバランスが悪いことが主な原因とされています。また、家族性の傾向も見られ、先天性陥没乳頭の約半数は遺伝によるものとも言われています。
後天性の場合は、以下のような様々な原因で乳房の形状が変化し陥没乳頭が生じることがあります。
特に、乳がんなどの悪性疾患が原因となっている可能性もあるため、注意が必要です。
陥没乳頭を放置することには以下のようなリスクがあります。
授乳困難:特に中度から重度の場合、授乳ができない可能性があります。感染リスクの増加:くぼみに汚れがたまりやすく、乳腺炎などの感染症のリスクが高まります。乳輪下膿瘍:繰り返し感染すると、乳輪の下に膿がたまることがあります。心理的影響:外見的な問題からコンプレックスを感じる方もいます。
特に注意が必要なのは、乳がんなどの悪性腫瘍が陥没乳頭の原因となっている可能性です。乳頭からの分泌物や乳房のしこりなどの症状がみられる場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
陥没乳頭の診断は、主に視診と触診で行われます。ただし、後天性の陥没乳頭の場合、悪性腫瘍の可能性も考慮して以下のような検査を行うことがあります。
これらの検査により、乳がん等の他の疾患の可能性も含め診断を行います。
陥没乳頭の治療には、保存的治療と外科的治療があります。中等度から重度の場合は外科的治療を行う場合もありますが、指でつまむと簡単に引き出せるような軽度の場合は保存的治療で治ることがあります。
40歳未満で授乳の予定がある方や、乳輪下膿瘍を繰り返している場合などは、健康保険が適用される可能性があります。
A: 成人女性の約10人に1人に見られる比較的一般的な状態です。片方または両方の乳頭に起こる可能性があります。
A: 陥没乳頭があっても完全母乳を目指すことは可能です。ただし、通常よりも時間がかかる場合が多いです。赤ちゃんは乳首だけでなく乳輪全体を口に含んで母乳を飲むため、軽度から中等度の陥没乳頭であれば授乳可能な場合もあります。しかし、重度の陥没乳頭の場合は授乳が困難になる可能性が高いため、妊娠中や出産前に治療を検討することをおすすめします。
A: 軽度の場合や症状がない場合は必ずしも治療は必要ありません。ただし、授乳に支障がある場合や感染リスクが高い場合は治療をお勧めします。
A: 陥没乳頭自体は乳がんのリスクを高めません。ただし、突然の陥没は要注意です。症状があらわれた方は早めの医療機関の受診をお勧めします。
A: 片側のみの陥没も珍しくありません。陥没の程度も人によって様々です。
A: 陥没乳頭に限らず乳頭の皮膚はデリケートですので、強く洗ったり爪をたてて擦ったりしないようやさしく洗いましょう。陥没乳頭の場合は特に汚れが溜まりやすいので、コットンにオイルを浸したものをあて乳頭をふやかした後に、指の腹でやさしくふき取りましょう。
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