更年期障害とは
更年期障害とは、閉経前後の約10年間(一般的に45歳〜55歳頃)に、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少することで起こる、心身のさまざまな不調の総称です。
この時期は、卵巣の機能低下に伴い、脳がホルモンを出そうと指令を出し続けるものの、体がそれに応えられないため、自律神経が混乱をきたしてしまいます。その結果、体温調節がうまくいかなくなったり、感情のコントロールが難しくなったりと、全身に多彩な症状が現れます。
更年期障害の大きな特徴は、不調の現れ方が「人それぞれ」であるという点です。日常生活に支障が出るほど強く症状が出る方もいれば、ほとんど感じない方もいます。「これくらいで病院に行くのは……」と我慢してしまう方が多いですが、更年期は人生の通過点であり、適切なケアを受けることで、その後の人生をより健やかに過ごすための大切な準備期間となります。
なぜ「更年期障害」が起きるのか
更年期障害の発症には、主に3つの要因が複雑に絡み合っていると考えられています。
生物学的要因(女性ホルモンの減少)
加齢に伴い卵巣機能が低下し、エストロゲンの分泌が減少します。これが自律神経の乱れを引き起こす直接的な原因となります。
心理的要因
責任感が強い、几帳面、完璧主義といった性格の方は、心身の変化に対してストレスを感じやすく、症状が重くなる傾向があります。
社会的要因(環境の変化)
この年代は、親の介護、子供の独立、職場での責任の重大化など、生活環境が大きく変化する時期です。こうした外的なストレスが、ホルモンバランスの乱れをさらに悪化させることがあります。
多彩な症状:心と体に現れるサイン
更年期障害の症状は「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼ばれ、日によって症状が変わったり、複数の不調が重なったりするのが特徴です。
体の症状(血管運動神経系・運動器系)
代表的な「のぼせ」「多汗(ホットフラッシュ)」のほか、動悸、めまい、激しい疲れやすさ、肩こり、腰痛、関節痛などが挙げられます。
心の症状(精神神経系)
エストロゲンの減少は脳内の神経伝達物質にも影響を与えるため、イライラ、急な不安感、気力の低下、不眠、涙もろくなるといった症状が現れやすくなります。
また、デリケートゾーンの乾燥や違和感など、人には相談しにくい悩みが出ることもあります。これらの症状が「更年期によるもの」だと判明するだけでも、精神的に楽になる方は少なくありません。当院では、患者様のお悩みを一つひとつ丁寧に伺い、症状の背後にある原因を一緒に整理していきます
東洋・西洋医学の両面からサポート
更年期の不調は一人ひとり異なります。当院では乳腺専門医である女性院長のもと、西洋医学的な視点はもちろん、漢方処方や鍼治療といった東洋医学のアプローチを組み合わせた、心身に優しいケアをご提案しています。女性の体をトータルに見守る乳腺外科・産婦人科・美容皮膚科の知見を活かし、あなたの「ゆらぎ」に多角的に寄り添います。まずはどうぞ安心してお悩みをお聞かせください。
ご予約から診察までの流れ
更年期障害の改善において最も大切なのは、我慢をせず「今の自分の状態」を正しく知ることです。当院では女性医師が、血液検査や丁寧な問診を通じて、あなたの不調が更年期によるものか、あるいは他の要因があるのかを見極めます。ライフスタイルに合わせた無理のない改善策をご提案し、心身のゆらぎを最小限に抑えるお手伝いをいたします。
ご予約
当クリニックでは、お電話とWEBよりご予約・お問い合わせを受け付けております。
※WEBでは受付時間以外でも24時間365日ご予約いただけます。
TEL:050-1720-1847 (9:00-13:00/13:00-17:00 日祝休診 ※毎週木曜は19:00まで診療)
予約制のため待ち時間も少なくスムーズに受診することができます。
診察・検査
当院の検査では、まず現在の健康状態と症状の現れ方を詳しく確認します。
主な検査としては血液検査を行い、卵胞刺激ホルモン(FSH)やエストラジオール(E2)といった女性ホルモンの値を測定します。これらの数値をみることで、更年期のどのステージにあるのかを客観的に判断することが可能です。
また、更年期障害と似た症状が出る「甲状腺疾患」や「貧血」などの可能性を除外するための項目も同時にチェックします。数値として自分の状態を確認することは、漠然とした不安を解消し、適切なセルフケアに取り組むための確かな指針となります。検査は短時間の採血のみですので、どうぞ安心してお越しください。
治療
更年期障害の治療は、一つの正解があるわけではなく、患者様が「どの症状を一番改善したいか」によって方針を決定します。
当院では、漢方療法を中心とした体質改善を積極的に取り入れています。漢方薬は、イライラや冷え、重だるさといった複数の症状を包括的にケアするのに適しており、体全体のバランスを整える効果が期待できます。
そのほか、自律神経の働きを助けるお薬の処方や、プラセンタ療法(自費診療)などの選択肢から、お一人おひとりのライフスタイルやご希望に合わせた方法を組み合わせてご提案します。医学的根拠に基づき、メリットと懸念点を丁寧にご説明しながら、納得感のある治療を共に進めてまいります。
予防法と日常生活のコツ
更年期を健やかに乗り切るためには、日々の生活習慣の見直しが大きな力を発揮します。
| 食事でホルモンをサポート | 大豆製品に含まれる「大豆イソフラボン」は、エストロゲンと似た働きをすることで知られています。また、骨密度の低下を防ぐためにカルシウムやビタミンDを積極的に摂ることも重要です。 |
|---|---|
| 質の良い睡眠と適度な運動 | ウォーキングなどの軽い有酸素運動は、自律神経を整え、気分をリフレッシュさせる効果があります。また、決まった時間に起床し、朝日を浴びることで体内リズムを整えましょう。 |
| 「自分を労わる」習慣 | この時期は頑張りすぎないことが大切です。趣味の時間を持ったり、アロマや入浴でリラックスしたりと、副交感神経を優位にする時間を意識的に作りましょう。 |
| 定期的な検診 | 更年期以降は生活習慣病のリスクも高まるため、婦人科検診を含めた定期的なチェックを受けることが、将来の健康を守ることに繋がります。 |
ソウクリニック四条烏丸の特長
1.女性の院長が在籍し、女性医師・女性スタッフが対応
女性ならではのお悩みやご不安なことも患者さんに寄り添って女性医師がカウンセリングをいたします。婦人科は検査も女性スタッフが対応しておりますので、はじめて婦人科にかかる方も、安心してご相談いただけます。
2.完全予約制で待ち時間少なく快適な診療体験を
当クリニックは完全予約制のため、待ち時間も少なくスムーズに受診することができます。ご予約はお電話または24時間365日WEBにて受け付けております。診察時間は月曜日から土曜日までは朝9時半から5時まで、木曜日は夜7時まで行っております。また、お問合せ時の状況によっては、予約なしでも診察いたしますので、まずはお電話ください。
3.すべての年代のお悩みに幅広く対応
当クリニックの婦人科は、すべての年代の女性のお悩みに対応しております。
年齢とともに変化する女性のからだは、年代に応じてその悩みも変化していきます。しかし「何となくこういうもの」と我慢して疾患や不調のシグナルを見過ごしてほしくないため、気になることや不安なことなどを丁寧にヒアリングしております。医師からの説明も「分かりやすい」を心がけておりますので、ご安心ください。
よくある質問(FAQ)
Q: 何歳くらいから「更年期」を意識すべきですか?
A: 一般的に閉経の前後5年ずつ、45歳〜55歳頃を指しますが、40代前半で症状が出る方もいます。生理の周期が乱れてきたり、これまでなかった心身の違和感を感じたりした時が、一度ご自身の体をチェックしてみる良いタイミングです。
Q:病院に行くほどではない気がしますが、相談だけでも良いですか?
A: もちろんです。「気のせいかも」と思うような小さな不調でも、早期に対応することで症状の悪化を防げることがあります。また、他の病気が隠れていないかを確認する安心感も得られますので、相談窓口としてお気軽にご利用ください。
Q:漢方薬は更年期のイライラにも効きますか?
A: はい、期待できます。漢方には「気・血・水」のバランスを整える考え方があり、精神的な不安定さやイライラに効果的な処方が多く存在します。患者様の体質や心の状態に合わせた最適な漢方薬を、医師が診断の上で処方いたします。
Q:更年期障害はいつか必ず終わりますか?
A: 更年期はあくまで「閉経に伴う移行期」ですので、体の状態が新しいホルモンバランスに慣れれば、症状は自然と落ち着いていきます。治療の目的は、その移行期間をできるだけ楽に、自分らしく過ごせるようにすることにあります。
Q:仕事を休めないのですが、通院の頻度は?
A: 初診で検査を行い、治療方針が決まった後は、定期的にお薬の調整や経過観察を行います。当院は四条烏丸駅徒歩1分とアクセスが良く、WEB予約も可能ですので、お忙しい方でも隙間時間を利用して通いやすい環境を整えています。
予約・お問い合わせ
私たちのクリニックは、女性の院長が在籍しており、女性ならではのお悩みやご不安なことも患者さんに寄り添ってカウンセリングをいたします。
Webからご予約いただけます。まずは気軽にご相談ください。




