乳がん検診

乳がん検診とは

乳がん検診は、乳がんの早期発見・早期治療を目的とした重要な健康診断です。日本人女性のがんで最も多いのが乳がんで、その罹患率は9人に1人と言われており、近年増加傾向にあります。30~64歳の女性の死亡原因の第1位となっているため、すべての女性にとって注意が必要な疾患です。

乳がんは早期に発見できれば、適切な治療により高い確率で治癒が期待できるがんです。また、早期発見により乳房を温存できる可能性が高くなり、治療期間の短縮といったメリットも期待できます。しかし、初期段階ではほとんど自覚症状が現れないため、定期的な乳がん検診の受診が早期発見の鍵となります。

京都市では、40歳以上の女性市民を対象とした乳がん検診を実施しています。受診する年の12月31日時点で偶数の年齢の方が対象となり、2年に1回の頻度で受診が推奨されています。奇数の年齢の方でも、前年に受診していない場合は検診を受けることが可能です。

乳がんとは

乳がんは日本人女性が最も多く罹患するがんで、現在その発症率は9人に1人と言われています。近年、食生活の欧米化やライフスタイルの変化により、乳がんの罹患率は増加傾向にあり、特に30代から発症リスクが高まり始め、40代、50代でピークを迎える傾向があります。

乳がんの最大の特徴は、初期段階ではほとんど自覚症状が現れないことです。進行すると、乳房のしこり、皮膚のひきつれや変形、乳頭からの異常分泌物、乳房の痛みや違和感などの症状が見られるようになりますが、これらの症状が出現した時点では既にある程度進行している可能性があります。

そのため、日頃から自分の乳房の状態に関心を持ち、見て触って感じる「ブレスト・アウェアネス」の習慣を身につけることが重要です。また、40歳を迎えたら定期的な乳がん検診を受診し、早期発見に努めることが何より大切です。

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京都市の乳がん検診について

京都市の乳がん検診は、40歳以上の女性市民を対象とした公的な検診制度です。

対象者

受診日時点で満40歳以上の偶数年齢の方が検診対象となり、2年に1回の定期受診が基本となります。奇数年齢の方でも、前年度に受診していない場合は検診を受けることができます。

検診料金

1,300円(税込)となっており、各年の4月1日時点で40歳の女性市民には、無料で受診できるクーポン券が6月頃に送付されます。また、70歳以上の方や福祉医療費受給者、後期高齢者医療被保険者、生活保護受給者、市民税非課税世帯の方などは、必要書類の提出により受診料金が免除される制度もあります。

検査方法

マンモグラフィ(乳房エックス線検査)を使用し、京都市内外の指定医療機関または巡回検診車で実施されます。ただし、妊娠中・妊娠の可能性がある方、心臓ペースメーカーやCVポート装着者、乳房形成術を受けた方は受診できません。

当院では京都府・京都市の乳がん検診を受け入れております

当院では、京都府・京都市の乳がん検診を受け入れております。
自治体から通知が届いた方は、お早めに検診の予約を入れましょう。ご予約時には、通知をお持ちの旨をお知らせください。
お電話・WEBよりご予約いただけます。

当クリニックでの検査について

乳がん検診では、まず医師による視診・触診を行い(※)、乳房の形状変化、しこりの有無、乳頭分泌物などを確認します。その後、マンモグラフィ検査や乳房超音波検査(エコー検査)といった画像検査を実施し、乳腺内部の詳細な状態を観察します。
これらの検査により、触診では発見困難な小さな病変や微細な石灰化なども検出することが可能です。

検査の結果、異常が見つかった場合や詳しい診断が必要な場合には、必要に応じて組織診や針生検などの精密検査を行い、良性・悪性の確定診断を行います。

マンモグラフィ

乳房専用のX線検査で、圧迫板で乳房を挟んで撮影します。微細な石灰化やしこりの検出に優れ、乳がんの死亡率低下効果が証明されている唯一の検査法です。

マンモグラフィについて詳しくはこちら>>

超音波検査(エコー)

超音波を乳房に照射し、内部の状態を観察する検査です。痛みや被ばくがなく、高濃度乳腺での病変検出や柔らかい病変の発見に優れています。

超音波検査(エコー)について詳しくはこちら>>

※京都市の乳がん検診は、視触診、超音波検査(エコー)は実施していません。マンモグラフィのみの検査となります。
※当院では35歳以上の方は両方受けていただくことを推奨しております。併用することで病変の見落としを減らすことができます。
※しこりや痛み、分泌物などの自覚症状がある場合は京都市の乳がん検診を受診することができません。保険診療での受診をご検討ください。
※検査やすべて女性スタッフが行いますのでご安心ください。

検査費用について

◆マンモグラフィ検査 6,600円
◆超音波検査(エコー)4,400円

※上記費用は自費診療時の金額となります。また、別途診察料1,000円が必要となります。
※検査費用は年齢、症状などにより異なります。
そのほか、検査費用についてご不明点がある方は、お電話でのご質問も受け付けておりますので、気軽にお問合せください。

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繰り返しになりますが、乳がんにかかる方は年々増加しており、決して他人事ではありません。
早期発見・早期治療のためには、定期的な乳がん検診や違和感を覚えた際の早めの受診が大切です。

当クリニックは、心配だけれどどこに相談したらいいのかな、誰に相談できるのかなと悩んだ時に、気軽に足を運んでもらえる、地域の「駆け込み寺」のような存在でありたいと願っております。開業以来、多くの患者さまより「相談してよかった」「聞いてもらえて安心した」と好評をいただいており、今後も、「乳腺外科を専門とする女医が院長」を務めているクリニックとして、より多くの方の不安に寄り添えるよう、尽力してまいります。
今症状がなくても、不安をお持ちの方は、一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

ブレストアウェアネスについて

ブレスト・アウェアネスとは、自分の乳房の状態に日頃から関心を持ち、乳房を意識して生活することです。具体的には、日常的に自分の乳房を見て、触って、感じることで、普段の状態を把握しておくことが大切です。また、しこりや血性の乳頭分泌、乳房の形の変化など、気をつけるべき乳房の変化についても知識を持つことが重要です。

もし乳房に何らかの違和感や変化を自覚した場合は、定期検診を待つのではなく、すぐに医療機関を受診することが大切です。早期の段階で専門医による診察を受けることで、もし病気が発見されても早期治療につながり、治療の選択肢も広がります。日頃からのブレスト・アウェアネスの実践と、異変を感じた際の迅速な受診が、乳がんの早期発見・早期治療の鍵となります。

ブレストアウェアネスについて詳しくはこちら>>

乳がん検診の流れ

一般的な乳がん検診の流れは以下の通りです。
なお、検診内容や患者さまの状況に応じて順番が前後したり、省略となる場合がございますのであらかじめご了承ください。

ご予約

当クリニックでは、お電話とWEBよりご予約・お問い合わせを受け付けております。

※WEBでは受付時間以外でも24時間365日ご予約いただけます。 
TEL:050-1720-1847 (9:00-13:00/13:00-17:00 日祝休診 ※毎週木曜は19:00まで診療)
予約制のため待ち時間も少なくスムーズに受診することができます。

診察(問診・触診)

専門医が症状の詳細や生活習慣などをお聞きし、乳房の状態を丁寧に確認します。これにより、患者さまの状態を総合的に把握します。
不安な症状がある方は、安心してご相談ください。

検査

検査の種類や順序は、検診内容によって異なります。ここでは、乳腺外科でよく行う検査について説明します。

超音波検査(エコー)
痛みがなく、放射線被ばくのない安全な検査です。乳房の内部構造を詳細に観察でき、小さなしこりの発見に優れています。

マンモグラフィ検査
乳房のX線撮影を行い、状態を観察していきます。乳がんの特長である石灰化の有無など、病変の検出にも有用です。

検診結果・フォローアップ

検査結果は分かり次第お伝えいたします。
精密検査が必要となった方は、出来るだけお早めに検診のご予約をお取りください。

当院は、女性院長の在籍のもと、乳腺外科では女性医師と女性スタッフのみで対応しておりますので、安心してご来院・ご相談いただけます。不安な症状のある方は、まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q:乳がん検診は何歳から受けたほうがいいですか?

A: 日本では40歳以上の女性を対象に、2年に1回のマンモグラフィ検診が推奨されています。家族に乳がんの既往がある場合などは、早めの受診を医師にご相談ください。

Q:症状がなくても検診は必要ですか?

A: はい。乳がんは初期段階では自覚症状がほとんどなく、しこりが触れるようになる前に発見するためには定期的な検診が不可欠です。

Q:マンモグラフィは痛いと聞きますが、本当ですか?

A: 検査では乳房を板で挟んで撮影するため、圧迫感や痛みを感じる方もいます。ただし短時間で終了し、多くの方は我慢できる程度です。痛みが心配な方は事前にスタッフにお知らせください。

Q:授乳中や妊娠中でも検診は受けられますか?

A: 妊娠中はマンモグラフィのX線被ばくを避けるため、原則として検診は行いません。授乳中の場合は、乳腺が発達して画像が見えにくくなることがあります。医師と時期を相談してください。

Q:どのくらいの間隔で受ければいいですか?

A: 厚生労働省は40歳以上の女性に対し、2年に1回のマンモグラフィ検診を推奨しています。リスクが高い方は医師の判断で間隔を短くする場合もあります。

予約・お問い合わせ

私たちのクリニックは、女性の院長が在籍しており、女性ならではのお悩みやご不安なことも患者さんに寄り添ってカウンセリングをいたします。

Webからご予約いただけます。まずは気軽にご相談ください。

 

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※待合室は診察をお受けになる方にご用意しております。
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