不正出血について

不正出血について

 月経以外のタイミングで性器出血が起こることを不正出血といいます。
 まず初めに、閉経後に不正出血がある場合は、子宮体がん/頸がん、卵巣がんなどの病気の可能性が否定できませんので、なるべく早めに病院を受診してください。
 ここから以降は、閉経前の不正出血について説明します。閉経していない年齢での不正出血は、特に病的な理由のないものと、病的な理由があるものに大別されます。
 特に病的な理由のないものですと、出血が起こった時期によって、出血の原因をある程度予想することができます。
 月経の開始を1月1日と仮定します。

1.卵胞期

 1月1日~14日くらいまでを、卵胞期と言います。 
 月経が終了してから1週間くらいの時期は、排卵に向けて卵巣の動きが活発になる時期です。それに伴って少量の出血をすることがあります。また、月経の際の出血の残りがおりものに少量混じることがあり、茶色いおりものが出ることもあります。

2.排卵期

 1月14日~16日くらいまでを、排卵期と言います。
 月経が開始してからおよそ2週間後に排卵が起こります。通常の排卵は左右いずれかの卵巣において、卵胞(卵を出すための部屋のようなもの)から卵が1つ飛び出すことを言います。卵が飛び出す際の刺激で出血をすることや、痛みが出ることがあります。
 このような排卵時の出血や痛みは、日常的に何度も感じる方もいれば、閉経まで一切感じることがなく過ごす方もいますので、個人差があります。出血の量は少量で、痛みも数日で収まることがほとんどです。

3.黄体期

 1月16日~31日くらいまでを、黄体期と言います。
 排卵が終わり、次回の月経の開始を待つ期間になります。排卵し終わった卵胞が黄体に変わります。黄体が早くに破綻することや、逆に次の月経が始まっても消退せずに存在すること等で、黄体から出血することがあります。


 いずれの場合も、出血の量が少量であり、数日間で収まるものであれば、病的な問題がない場合がほとんどです。しかし、出血の量が多い場合や、お腹や腰の痛みが強い、または何度も頻回に繰り返す、程度がどんどんひどくなっている等の場合は、病的な理由がある可能性も否定はできませんので、一度受診をしていただくのが良いと思います。

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