性器の湿疹やイボ

性器の湿疹やイボとは

性器付近に違和感を感じる症状は、男女ともに深刻な悩みとなることが少なくありません。

男性の場合、特に陰茎や陰のう周辺に発生するイボや湿疹は、日常生活に支障をきたす可能性があります。代表的な症状として、亀頭や包皮に小さなブツブツや赤み、かゆみが現れることがあります。また、陰のうには湿疹やただれが生じやすく、特に夏場は蒸れによって症状が悪化する傾向にあります。これらの症状の多くは、細菌感染や真菌感染、アレルギー反応などが原因となっています。

女性の場合、外陰部や膣周辺のいわゆるデリケートゾーンに不快な症状が現れることがあります。大陰唇や小陰唇に発生する湿疹やかゆみは、多くの女性が一度は経験したことのある症状です。また、陰部周辺に小さなイボが形成されたり、赤みを帯びた発疹が出現したりすることもあります。女性特有の症状として、膣からの分泌物の変化や不快な臭いを伴うこともあります。これらの症状は、ホルモンバランスの乱れや衛生状態、真菌感染(カンジダ症など)が主な原因となっています。また、下着の素材や洗浄料による刺激も症状を引き起こす要因となることがあります。

これらの症状が現れた場合は、自己判断での処置は避け、早めに専門医による適切な診断と治療を受けることが重要です。

こんな症状でお悩みではありませんか

男性の主な症状例

  • 亀頭部や陰茎に小さなイボが複数出現し、徐々に大きくなっていく
  • 触っても痛みはないが、性交渉の際に気になる違和感がある
  • 陰のう周辺に赤みを帯びた湿疹が現れ、強いかゆみを伴う
  • 特に就寝時や運動後に症状が悪化し、かきむしりたくなる衝動に悩まされる
  • 包皮の内側や亀頭部に白い膜のような物質が付着し、不快な臭いを伴う。
  • 清潔にしていても繰り返し症状が出現する
  • 陰茎の根元から先端にかけて赤い発疹が帯状に広がり、時に軽い痛みやヒリヒリ感を感じる

女性の主な症状例

  • 外陰部全体に広がる強いかゆみと発赤があり、特に夜間や入浴後に症状が強くなる
  • 我慢できないほどのかゆみがある
  • 大陰唇や小陰唇に小さな水疱やただれが出現し、座っているときや歩行時に違和感や痛みを感じる
  • 通常と異なる色や量のおりものがあり、においも通常と異なる
  • 下着に染みができやすく、不快感が続く
  • 陰部周辺に複数の小さなイボが出現し、徐々に数が増えていく
  • 痛みはないものの、見た目や触った感触が気になる


これらの症状は、性感染症や真菌感染症、アレルギー反応など、様々な疾患の可能性をしめしています。

性器がかゆいとき、どうしたらいい?

デリケートな部分の症状は、恥ずかしさから受診を躊躇されがちですが、早期発見・早期治療が重要です。症状が軽いからと放置したり、市販薬での自己診断・自己治療を続けたりすることで、症状が悪化してしまうケースも少なくありません。

当クリニックでは、泌尿器科の診療はもちろんのこと、婦人科やメンズヘルスケアの診療科目も設置しているため、患者様の症状に応じて最適な診療科での治療をご提供できます。各専門医が連携して診療を行うため、複合的な症状でもトータル的なケアが可能です。

また、性感染症の検査も実施しており、確実な診断のもと適切な治療をご提供いたします。院内もプライバシーに配慮したつくりになっており、患者様の不安に寄り添いながら、安心して受診いただける環境づくりを心がけております。

「いつもと違う気がする」「こんな症状が気になる」という方は、まずは一度ご相談ください。

※WEBでは受付時間以外でも24時間365日ご予約いただけます。 
TEL:050-1720-1847 (9:00-13:00/13:00-17:00 日祝休診 ※毎週木曜は19:00まで診療)

性器に湿疹やイボができる原因

性器付近に湿疹やイボが出来たり、かゆみがある場合、以下の疾患が原因の可能性があります。

尖圭(せんけい)コンジローマ

ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染により発症する性感染症の一つです。性器付近や肛門周囲などに、カリフラワー状またはトサカ状の小さなイボが複数発生するのが特徴です。初期は気付きにくい小さな突起ですが、放置すると次第に大きくなり、数も増えていきます。性交渉で感染することが多く、パートナーの検査・治療も必要となります。

カンジダ性亀頭包皮炎(男性)

真菌の一種であるカンジダによって引き起こされる感染症です。包皮の内側や亀頭部に白い膜状の物質が付着し、強いかゆみや発赤を伴います。特に包茎の方は症状が出やすく、清潔を保っていても再発することがあります。糖尿病や免疫力低下の際に発症しやすい傾向があります。

接触性皮膚炎

下着や洗浄料などによるアレルギー反応として発症します。陰部全体に赤みやかゆみが広がり、特に就寝時や運動後に症状が悪化します。原因となる物質を特定し、接触を避けることが治療の基本となります。

外陰カンジダ症(女性)

女性に特に多く見られる真菌感染症です。外陰部全体の発赤、白色の分泌物、強いかゆみが特徴的な症状です。ホルモンバランスの乱れや抗生物質の使用、糖尿病などが原因で発症しやすくなります。再発を繰り返すケースも多く、根本的な原因治療が重要です。

外陰ヘルペス(女性)

単純ヘルペスウイルスによる性感染症です。外陰部に小さな水疱が群生し、強い痛みやヒリヒリ感を伴います。初感染時は発熱などの全身症状を伴うこともあります。一度感染すると体内にウイルスが潜伏し、免疫力が低下した際に再発する可能性があります。

細菌性膣症(女性)

膣内の細菌バランスが崩れることで発症します。特徴的な臭いを伴うおりものの増加や外陰部の不快感が主な症状です。過度の洗浄や抗生物質の使用、性交渉などがきっかけとなることがあります。

これらの疾患は、症状が似ていることも多く、自己判断による治療は適切な治療の遅れにつながる可能性があります。また、一つの症状の背景に複数の疾患が関連していることもあるため、専門医による適切な診断と治療が重要です。
特に性感染症の場合は、パートナーの検査や治療も必要となるケースが多いため、早期の受診をお勧めします。

当クリニックでは、これらの疾患に対する豊富な治療実績があり、患者様の症状や生活環境に合わせた最適な治療プランをご提案いたします。

性器に湿疹・イボ症状があるときの検査について

性器に湿疹・イボがある症状で来院された場合、まずは症状の原因を特定するため、下記のような検査を行います。

問診・視診検査

医師が症状のある部位を詳しく観察し、イボや湿疹の性状、範囲、炎症の程度を確認します。これにより、多くの疾患で初期診断が可能です。

尿検査

尿中の細菌や炎症反応を調べることで、尿路感染症や他の泌尿器系の異常がないかを確認します。排尿時の違和感などの症状がある場合に特に有用です。

性感染症検査

必要に応じて血液検査や分泌物の培養検査を行い、各種性感染症の有無を確認します。症状の原因特定と、適切な治療方針の決定に役立ちます。

性器の湿疹やイボの治療について

感染症が原因の場合、適切な薬物療法が基本となります。尖圭コンジローマの場合は、イボの大きさや範囲に応じて、軟膏による治療やレーザー治療などを組み合わせて行います。また、再発予防のため、パートナーの方の検査・治療も推奨しています。

カンジダ感染症に対しては、抗真菌薬による治療を行います。症状に応じて外用薬や内服薬を使用し、通常1〜2週間の治療で改善が見られます。ただし、再発しやすい傾向があるため、生活習慣の改善や予防的なケアも併せて指導いたします。

細菌感染が原因の場合は、適切な抗生物質を処方します。特に女性の細菌性膣症では、膣内の細菌バランスを整えることも重要です。
アレルギーによる接触性皮膚炎の場合は、原因となる物質を特定し、接触を避けることが重要です。症状の緩和には、ステロイド外用薬や抗アレルギー薬を使用します。

いずれの治療においても、患者様の症状や生活環境に合わせて最適な治療法を選択いたします。また、症状の改善後も定期的な経過観察を行い、再発予防のためのアドバイスもご提供しています。早期発見・早期治療が重要ですので、気になる症状がございましたら、お早めにご相談ください。

ご予約から診察までの流れ

当クリニックでは、最新の医療機器と経験豊富な専門医により検査・治療を行っております。
ご不明な点がある場合は、お気兼ねなくご相談ください。

※以下は一例です。症状により検査および治療内容は異なりますのでご了承ください。

ご予約

当クリニックでは、お電話とWEBよりご予約・お問い合わせを受け付けております。

※WEBでは受付時間以外でも24時間365日ご予約いただけます。 
TEL:050-1720-1847 (9:00-13:00/13:00-17:00 日祝休診 ※毎週木曜は19:00まで診療)

予約制のため待ち時間も少なくスムーズに受診することができます。

来院・受付

ご予約いただいたお時間にご来院ください。
事前問診が未回答の方は問診表にご記入いただきます。
紹介状や健康診断の検査結果をお持ちになってご相談されたい方は、受付時にお渡しください。

検尿

検尿をご提出いただきます。
お悩みによっては検尿が不要な場合もございます。
基本的には検尿をお願いしておりますので、来院直前でのお手洗いはお控えください。

診察(問診・触診)

医師による診察を行います。
症状やお悩みについておうかがいします。
診断内容に基づき、治療方針をご説明いたします。

検査

追加で検査が必要な場合は検査を行います。
検査によっては、結果が出るまで数日かかる場合がございます。
検査結果および治療方法については医師が丁寧にご説明し、患者さまの不安解消に努めています。
お悩みや不安があれば、何でもご相談ください。

治療

治療を開始します。
経過観察が必要な場合は、次回のご来院のご予約をお取りいただきます。

ソウクリニック四条烏丸の特長

1.プライバシーに配慮した医院設計

泌尿器科は、そのお悩みや病気の性質上、「かかるのが恥ずかしい」「相談しにくい」と思われる方が多いようです。当クリニックでは、安心してご相談いただけるよう話し声が漏れない構造など、プライバシーに細部まで配慮したつくりになっております。話しづらいと思われることでも、心置きなくご相談いただけます。

2.分かりやすく丁寧な説明

当たり前かもしれませんが、当クリニックでは患者様に分かりやすい丁寧な説明を心がけております。
「医師の言っていることが分かりにくかった」「納得できないまま治療が始まってしまった」ということがないよう、患者さまお一人ひとりに対して説明する時間を十分にとり、分かりやすい言葉でお話しております。ご不明時は遠慮なくいつでも仰ってください。

3.総合的な健康へのアプローチ

当クリニックは泌尿器科だけでなく、複数の診療科目を設置しております。例えば、男性であればメンズヘルス外来、女性であれば婦人科、乳腺外科などです。患者さまの症状や検査結果に応じては、泌尿器科に限定することなく、他の診療科目と連携しながら治療計画を立てることができるため、総合的な健康へのアプローチができるという点からも高い信頼感・安心感をいただいております。

よくある質問(FAQ)

Q: 性器にできたイボは放っておいても自然に治りますか?

A: 特に尖圭コンジローマなどの性器イボは、自然治癒することは稀です。放置すると症状が進行し、イボが大きくなったり数が増えたりする可能性があります。また、パートナーへの感染リスクもあるため、早めの受診・治療をお勧めします。

Q: 性器の痛みがあるのですが、すぐに受診した方がよいでしょうか?

A: 性器の痛みは重要な症状のサインです。特に排尿時の痛みや性交渉時の痛み、急な痛みが出現した場合は、感染症や炎症が疑われます。痛みは我慢せず、できるだけ早めに受診することをお勧めします。

Q:自宅でできる性器の湿疹の治し方はありますか?

A: 清潔を保つことは大切ですが、市販薬での自己治療は避けてください。症状が一時的に改善しても、根本的な原因が治っていない可能性があります。また、誤った治療により症状が悪化することもあります。適切な診断と治療のため、専門医への受診をお勧めします。

Q:性器がかゆいのですが、どんな病気が考えられますか?

A: かゆみの原因には、カンジダ感染症や接触性皮膚炎、性感染症など様々な可能性があります。原因によって適切な治療法が異なるため、自己判断は避け、医師による診察をお受けください。当クリニックでは、丁寧な問診と検査により、的確な診断と治療をご提供いたします。

Q:イボの治療は痛いものですか?

A:治療方法は症状の程度や範囲によって選択します。レーザー治療や冷凍凝固療法を行う場合も、局所麻酔を使用するため痛みは最小限に抑えられます。また、治療前には詳しく説明を行い、患者様の不安を軽減できるよう努めています。ご心配な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

予約・お問い合わせ

私たちのクリニックは、患者さまのお悩みや不安に寄り添うことを第一にしております。話しづらいこと、気になっていることなど、我慢せず何でもお話ください。

Webからは24時間ご予約いただけます。まずは気軽にご相談ください。

ご予約・お問い合わせはお気軽にどうぞ

24時間WEB予約可能・毎週木曜日は19:00まで診療・駅徒歩1分


※当院はご予約制となっております。※当院はご予約制となっております。 急なご来院希望の際はお電話ください。
お電話が混み合うことがございますのでご了承ください。
※待合室は診察をお受けになる方にご用意しております。
診察結果を一緒に聞かれる方や通訳の方を除きお待ちいただけません。

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