性病検査について
性病検査は、性感染症の有無を調べる医学的検査です。血液検査、尿検査、咽頭検査など、感染症の種類に応じて適切な検査方法が選択されます。
多くの性感染症は症状が軽微であったり、全く症状が現れない場合があるため、気になる症状がある時、パートナーが感染していることが判明した時、不安を感じる出来事があった時、新しい関係を始める前の健康確認として検査を受けることをお勧めします。
当クリニックでは、患者様のプライバシーに十分配慮した環境で検査を実施しており、完全予約制による個室での診察・相談が可能です。
早期発見により適切な治療を開始でき、性感染症の多くは完治可能です。少しでも不安や心配事がございましたら、お一人で悩まず、まずはお気軽にご相談ください。
なぜ性病検査が必要なのか
性感染症を放置すると、以下のようなリスクがあります。
- 不妊症の原因:クラミジアや淋病は男女問わず不妊の原因となることがあります
- 合併症の発症:梅毒では心臓や脳に影響を及ぼす可能性があります
- 母子感染:妊娠中の感染は胎児に影響することがあります
- パートナーへの感染拡大:無症状でも他の人に感染させる可能性があります
早期発見と適切な治療により、重篤な合併症を防ぎ、感染の拡大を防止することができます。不安や気になる症状がある方はもちろん、将来のパートナーとの健康な関係を築くためのブライダルチェックとしても、性病検査は非常に有効な健康管理の一つです。
性病が疑われる症状
以下のような症状がある場合は、性病検査を検討することをお勧めします
男女共通の症状
- 排尿時の痛みや違和感
- 外陰部のかゆみ、痛み、腫れ
- 外陰部や口の周りのできもの、水ぶくれ
- 咽頭の痛みや腫れ(のどの性感染症)
- 全身の皮膚に現れる発疹
- 発熱、倦怠感
- 性器周辺のいぼやブツブツ
男性特有の症状
女性特有の症状
- 尿道からの異常な分泌物(膿など)
- 陰茎の腫れや変色
- 精巣の腫れや痛み
- おりものの色や臭いの変化
- 不正出血(月経以外の出血)
- 下腹部の痛み
- 性交時の痛み
当院で受けられる性病検査について
当院では以下の性病検査を実施しています。
- 淋菌・クラミジア検査(尿検査・咽頭検査)
- カンジダ
- トリコモナス、マイコプラズマ・ジェニタリウム検査
- 血液検査による梅毒・HCV(C型肝炎)・HBV(B型肝炎)・HIV検査
検査項目は症状や感染リスクに応じて医師と相談の上、最適な組み合わせを選択できます。
検査を受けるタイミング・頻度
性感染症には「ウィンドウピリオド」と呼ばれる、感染してから検査で陽性となるまでの期間があります。
感染の可能性がある行為から、淋菌・クラミジアは1-2週間後、梅毒・HIV・肝炎ウイルスは4-12週間後の検査が推奨されます。
なお、以下のような場合は、積極的に性病検査を受けることをお勧めします。
- 気になる症状がある場合:排尿時の痛み、おりものの変化、陰部の違和感など
- 新しいパートナーとの関係を始める前:お互いの健康状態を確認
- ブライダルチェック:結婚前・妊活前の健康確認として
- 心当たりがある場合:リスクのある行為に覚えがある時
性病検査の流れについて
性病検査は以下の流れで実施されます。(※下記は一般的な流れのため、症状によっては異なる場合がございます)
受付:まず受付で検査内容について説明を受け、問診票に記入していただきます。
問診:医師による問診では、症状の有無や感染リスクについて確認し、適切な検査項目を決定します。
検査:検査は種類により異なり、尿検査では清潔な容器に中間尿を採取し、血液検査では腕の静脈から少量の採血を行います。咽頭検査では専用の綿棒でのどの奥を軽くこすります。検査時間は全体で約15-30分程度です。
検査結果:結果は検査項目により異なりますが、多くは1週間以内に判明します。結果は直接医師から説明を受け、必要に応じて適切な治療方針について詳しくご説明いたします。
検査費用について
淋菌・クラミジア検査(尿検査・咽頭検査):各3,300円
カンジダ:5,500円
トリコモナス、マイコプラズマ・ジェニタリウム検査:5,500円
血液検査による梅毒・HCV(C型肝炎)・HBV(B型肝炎)・HIV検査:各5,500円
ソウクリニック四条烏丸の特長
1.先進的な検査設備の完備
当クリニックでは、各種検査機器を豊富に取りそろえております。いずれも先進的な機器であり、早期発見のために、しっかり検査を行います。
また、やみくもに検査を行うのではなく、症状やお悩みに応じて必要な検査だけをご案内しております。検査時の不安や痛みの軽減も心がけておりますので、ご不安な方は遠慮なくご相談ください。
2.プライバシーに配慮した医院設計
性病検査は、「かかるのが恥ずかしい」「相談しにくい」と思われる方が多いようです。当クリニックでは、安心してご相談いただけるよう話し声が漏れない構造など、プライバシーに細部まで配慮したつくりになっております。
話しづらいと思われることでも、心置きなくご相談いただけます。
3.分かりやすく丁寧な説明
当たり前かもしれませんが、当クリニックでは患者様に分かりやすい丁寧な説明を心がけております。
「医師の言っていることが分かりにくかった」「納得できないまま治療が始まってしまった」ということがないよう、患者さまお一人ひとりに対して説明する時間を十分にとり、分かりやすい言葉でお話しております。ご不明時は遠慮なく仰ってください。
4.総合的な健康へのアプローチ
当クリニックは健診だけでなく、複数の診療科目を設置しております。患者さまの症状や検査結果に応じては、特定の診療科目に限定することなく、他の診療科目と連携しながら治療計画を立てることができるため、総合的な健康へのアプローチができるという点からも高い信頼感・安心感をいただいております。
よくある質問(FAQ)
Q:検査結果が陽性だった場合、パートナーにも影響がありますか?
A: はい、性感染症の多くはパートナーにも感染している可能性があります。検査結果が陽性の場合は、パートナーも同時に検査・治療を受けることが重要です。これにより再感染を防ぎ、感染の拡大を防止できます。医師がパートナー治療についても詳しくご相談に応じます。
Q:症状がなくても検査を受ける必要がありますか?
A: はい、多くの性感染症は無症状で進行するため、症状がなくても定期的な検査が推奨されます。特に新しいパートナーとの関係が始まった場合や、年1-2回の定期検査を受けることで、早期発見・早期治療が可能になります。
Q:検査前に注意することはありますか?
A: 尿検査の場合は、検査前2-3時間は排尿を控えていただくと、より正確な結果が得られます。抗菌薬を服用中の場合は事前にお知らせください。女性の方で月経中の場合は、検査項目により実施時期を調整することがあります。
Q:治療費用はどのくらいかかりますか?
A: 治療費用は感染症の種類や重症度により異なります。多くの細菌性感染症は抗菌薬による治療で数千円から1万円程度です。治療は完治まで継続することが重要ですので、費用についてご不明な点があれば遠慮なくご相談ください。
予約・お問い合わせ
私たちのクリニックは、患者さまのお悩みや不安に寄り添うことを第一にしております。話しづらいこと、気になっていることなど、我慢せず何でもお話ください。
Webからご予約いただけます。まずは気軽にご相談ください。