お風呂や着替えのときに、ふとわきの下に触れたしこり。
「痛くないから、きっと大丈夫」「そのうち引くだろう」と、様子を見てしまってはいませんか。
わきの下は、乳房のすぐそばにありながら見落とされやすい部位です。原因の多くは心配のいらないものですが、中には早めの検査が必要なケースも含まれています。この記事では、わきの下のしこりの原因の見分け方と、受診の目安について解説します。当院は女性医師・女性スタッフのみで乳腺外科の診察を行っており、婦人科も併設しているため、女性の身体に関するお悩み全般をまとめてご相談いただけます。
わき(脇)の下のしこりとは
まずセルフチェック|しこりの状態を確認しましょう
原因を考えるうえで、以下のポイントが手がかりになります。あくまで目安であり、正確な診断には触診と画像検査が必要です。
- 皮膚に近い場所にあり、皮膚とくっついて動く:皮膚由来のできもの(粉瘤など)の可能性があります
- 皮膚より奥にあり、コロコロと丸く触れる:リンパ節の腫れである可能性があります
- 押すと痛みがあり、赤みを伴う:炎症を起こしている可能性があります
- 押しても痛みがなく、硬く、あまり動かない:注意して確認すべきサインのひとつです
わきの下にしこりができる主な原因
副乳(ふくにゅう)
生まれつき、わきの下付近に乳腺組織が存在している方がいます。これを副乳と呼び、女性の一定数に見られるとされています。月経前や妊娠・授乳期など、ホルモンバランスが変化する時期に腫れや痛みを感じやすくなりますが、多くの場合は治療の必要がありません。まれに副乳にも乳腺の病気ができることがあるため、しこりが続く場合は確認しておくと安心です。
リンパ節の腫れ
わきの下には、体を細菌やウイルスから守るリンパ節が集まっています。風邪をひいたときや、腕に小さな傷や炎症があるときなど、体が感染と戦う過程で一時的に腫れることがあります。この場合、多くは痛みを伴い、数日から数週間程度で自然に落ち着きます。
粉瘤・脂肪腫
皮膚の下にできる良性のできもので、皮脂や角質が溜まってできる「粉瘤」や、脂肪の塊である「脂肪腫」があります。皮膚に近い場所にでき、痛みを伴わないことが多いのが特徴です。
乳がんのリンパ節転移
乳房にできた乳がんが進行すると、わきの下のリンパ節に転移することがあります。乳房そのものにしこりや違和感がある場合は、特に注意が必要です。
悪性リンパ腫
国立がん研究センターの情報によると、くび(頸部)やわきの下、足の付け根(鼠径部)などのリンパ節に腫れやしこりがあらわれることがあり、リンパ節の腫れは多くの場合、痛みを伴わないとされています。血液のがんの一種で、わきの下以外にも首や足の付け根など、複数箇所にしこりが現れることがあります。
受診を検討したい特徴
以下のような特徴がある場合は、自己判断で様子を見続けず、乳腺外科への相談をおすすめします。
- しこりが硬く、押してもあまり動かない
- 痛みがないにもかかわらず、しこりが大きくなってきている
- 乳房そのものにもしこりや分泌物などの異常がある
- わきの下以外の場所(首、足の付け根など)にもしこりがある
- 発熱や体重減少など、全身の症状を伴う
- しこりが数週間以上続いている
普段からできるセルフチェックの習慣化
わきの下のしこりは、日頃から自分の体に触れる習慣をつけることで、変化に早く気づきやすくなります。特別な道具は必要なく、お風呂の中や着替えのタイミングで手軽に取り入れられます。
チェックの目安は、月経のある方であれば月経終了後の数日間です。この時期は乳腺の張りが落ち着いており、しこりの有無を確認しやすいとされています。月経のない方は、毎月決まった日を選んで確認するとよいでしょう。
やり方は、指の腹を使い、乳房からわきの下にかけて円を描くように優しく触れていきます。左右差や、前回と比べた変化(大きさ、硬さ、動きやすさなど)に注目してください。この習慣はあくまで「変化に気づくきっかけ」であり、セルフチェックだけで診断はできません。何か気になる変化があれば、自己判断で経過を見続けず、早めに乳腺外科にご相談ください。
検査の内容
当院では、症状に応じて以下のような検査を組み合わせ、原因を調べます。
| 問診・触診 | しこりの硬さ、大きさ、動きやすさなどを確認します |
|---|---|
| マンモグラフィ | 乳房やその周辺の組織の状態を画像で確認します |
| エコー(超音波検査) | しこりの内部構造をリアルタイムで観察します。痛みが少なく、妊娠中の方でも受けていただけます |
| 針生検 | 画像検査だけで判断が難しい場合、組織を採取して顕微鏡で調べます |
何科を受診すればよいか迷う方へ
わきの下のしこりは、基本的に乳腺外科での相談が適しています。乳房の症状と合わせて気になる場合や、女性特有のお悩みと合わせて相談したい場合は、婦人科も併設している当院であれば、まとめてご相談いただくことも可能です。どちらに相談すればよいか判断が難しい場合も、まずはお電話でご状況をお聞かせください。
ご予約から診察までの流れ
当クリニックでは、最新の医療機器と経験豊富な専門医による以下の検査を行い、乳がんとの鑑別を含めた正確な診断を行います。
乳腺外科では、女性医師と女性スタッフが対応します。
「これまではなかなか聞きづらかった」「こんなこと聞いていいのか分からない」のようなお悩みをお持ちの方も、安心して何でもご相談ください。
ご予約
当クリニックでは、お電話とWEBよりご予約・お問い合わせを受け付けております。
※WEBでは受付時間以外でも24時間365日ご予約いただけます。
TEL:050-1720-1847 (9:00-13:00/13:00-17:00 日祝休診 ※毎週木曜は19:00まで診療)
予約制のため待ち時間も少なくスムーズに受診することができます。
診察(問診・触診)
- 専門医が症状の詳細や生活習慣などをお聞きし、乳房の状態を丁寧に確認します。これにより、患者さまの状態を総合的に把握します。
- 不安な症状がある方は、安心してご相談ください。診察の結果、必要に応じて検査を行います。
検査
- 検査の種類や順序は、症状や年齢に応じて最適なものを選択いたします。
- ここでは、乳腺外科でよく行う検査について説明します。
マンモグラフィ検査
- 乳房専用のX線撮影です。乳腺全体の重なりを広げて撮影することで、手では触れることができない微細な「石灰化」(がんの初期兆候の一つ)を見つけることに優れています。
- 当院では痛みに配慮した新型のデジタル装置を導入しています。
マンモグラフィ検査について詳しくはこちら
エコー(超音波検査)
- 超音波を使い、しこりの内部構造をリアルタイムで観察します。しこりが「液体の袋(良性)」なのか「固形物(腫瘍)」なのかを判別するのに非常に有効です。
- 特に日本人女性に多い「高濃度乳腺(デンスブレスト)」の方でも、マンモグラフィでは映りにくいしこりを見つけ出すことができます。
治療
- これらの検査結果を総合的に判断し、適切な診断と治療方針を決定します。
- 当クリニックは、女性院長の在籍のもと、乳腺外科では女性医師と女性スタッフのみで対応しておりますので、安心してご来院・ご相談いただけます。不安な症状のある方は、まずはお気軽にご相談ください。
ソウクリニック四条烏丸の特長
女性医師・女性スタッフによる安心の診療体制
当クリニックの乳腺外科では、女性医師と女性スタッフが対応いたします。「これまでなかなか聞きづらかった」「こんなこと聞いていいのか分からない」といったお悩みも、安心してご相談いただけます。
最新の医療機器による精密検査
超音波検査、マンモグラフィ検査など、最新の医療機器を用いて正確な診断を行います。症状や年齢に応じて最適な検査方法を選択いたします。
予約制で待ち時間を短縮
電話またはWEBからご予約いただけます。WEBでは受付時間以外でも24時間365日ご予約可能です。予約制のため待ち時間も少なく、プライバシーが保たれた空間でスムーズに受診していただけます。
よくある質問(FAQ)
Q: 痛みがないしこりでも受診すべきですか?
A: はい。痛みのないしこりは見過ごされやすい一方、注意すべきサインである場合もあります。自己判断せず、一度検査を受けることをおすすめします。
Q: 生理前になるとわきの下が腫れて痛みます。これも受診が必要ですか?
A: 月経前のホルモンバランスの変化により、副乳や乳腺が腫れて痛みを感じることは珍しくありません。周期に合わせて症状が出たり引いたりする場合は、一時的なものであることが多いですが、心配な場合はご相談ください。
Q:しこりに気づいてから、まだ数日しか経っていません。もう少し様子を見てもよいですか?
A: 感染や炎症による一時的な腫れであれば、数日から数週間で自然に落ち着くこともあります。ただし、痛みがなく大きくなっている、他の症状を伴うといった場合は、早めにご相談ください。
Q:胸のセルフチェックはどのように行えばいいですか?
A: セルフチェックは月に1回、生理後に行うのが理想的です。鏡の前で乳房の形や大きさの変化、皮膚のくぼみや赤みをチェックし、その後仰向けになって乳房全体をくまなく触り、しこりや硬結がないか確認します。また、乳頭からの分泌物にも注意しましょう。
Q:心配なので検査を受けたいのですが、費用はどのくらいかかりますか?
A: 保険診療(3割負担)の場合、マンモグラフィが2,000〜3,000円程度、エコー検査が2,000円程度が目安です。ただし、症状や必要な検査内容によって費用は異なりますので、正確な金額は受診時にご確認いただくか、お電話でお問い合わせください。
Q:男性でもわきの下のしこりで受診できますか?
A: はい、対応可能です。わきの下のしこりは性別を問わず起こり得るものです。気になる場合はご相談ください。
予約・お問い合わせ
私たちのクリニックは、女性の院長が在籍しており、女性ならではのお悩みやご不安なことも患者さんに寄り添ってカウンセリングをいたします。
Webからご予約いただけます。まずは気軽にご相談ください。




