乳がん検診の結果に「要精密検査」の文字を見つけて、不安な気持ちで検索されている方も多いのではないでしょうか。「まさか自分が」「がんなのだろうか」と、頭が真っ白になってしまう方も少なくありません。
まず知っていただきたいのは、「要精密検査」という結果は、乳がんが確定したという意味ではないということです。この記事では、「要精密検査」という判定の意味と、その後の流れについて解説します。当院は女性医師・女性スタッフのみで乳腺外科の診察を行っており、不安なお気持ちに寄り添いながら対応いたします。
「要精密検査/再検査」とは
乳がん検診では、マンモグラフィ(乳房X線検査)などの画像をもとに、乳がんの可能性がどの程度あるかを判定します。この際、画像だけでは良性か悪性かをはっきりと判断できない所見が見つかった場合に、「要精密検査」という結果が通知されます。
つまり、「要精密検査」は「がんが疑われるため、もう少し詳しく調べる必要がある」という段階であり、「がんである」という診断ではありません。検診はあくまで、詳しい検査が必要かどうかをふるい分けるためのものです。
マンモグラフィのカテゴリー分類について
検診結果の報告書には、「カテゴリー」という分類が記載されていることがあります。これは、画像を確認した医師が、乳がんの可能性をどの程度考えるかを5段階で示したものです。
| カテゴリー | 意味 | 精密検査の要否 |
|---|---|---|
| カテゴリー1 | 異常所見なし | 不要 |
| カテゴリー2 | 良性の所見あり | 不要 |
| カテゴリー3 | 良性の可能性が高いが、悪性を否定できない | 必要 |
| カテゴリー4 | 悪性の疑いがある | 必要 |
| カテゴリー5 | 悪性の可能性が高い | 必要 |
カテゴリー3以上になると「要精密検査」の対象となりますが、カテゴリー3の多くは、精密検査の結果、良性であったと判明するケースです。数字だけを見て過度に不安にならず、まずは詳しい検査で状態を確認することが大切です。
「要精密検査」となった方のうち、実際に乳がんが見つかる割合
国立がん研究センターの情報によると、検査の結果が「要精密検査」となった場合は、必ず精密検査を受けることが推奨されています。実際に精密検査を受けた方のうち、乳がんが発見される割合は一部にとどまるとされ、多くの場合は良性の所見であることが分かっています。
しかし、精密検査を受けなければ、良性か悪性かを正確に判断することはできません。「大丈夫だろう」と自己判断で放置せず、必ず精密検査を受けていただくことが重要です。
精密検査の内容
要精密検査となった場合、当院では以下のような検査を組み合わせて、詳しい状態を確認します。
マンモグラフィ・エコー(超音波検査)の追加撮影
初回の検診で気になる所見が見られた部位について、角度を変えて撮影したり、初回に行っていない検査(マンモグラフィのみだった場合はエコーを、エコーのみだった場合はマンモグラフィを)を追加で行い、総合的に評価します。

組織診・針生検
画像検査だけでは判断が難しい場合、気になる部位から組織の一部を採取し、顕微鏡で詳しく調べる検査を行います。良性か悪性かを確定的に判断するために重要な検査です。
これらの検査は、症状や検診結果の内容に応じて必要なものを選択します。すべての方に同じ検査を行うわけではありませんので、詳しくは診察時にご説明いたします。
「要精密検査」を放置するとどうなるか
「症状もないし、忙しいから後回しにしよう」と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、精密検査を受けずに放置してしまうと、万が一悪性の病変があった場合、発見が遅れてしまう可能性があります。
早期の段階で発見できれば、体への負担が少ない治療方法を選べる可能性も広がります。逆に、精密検査の結果、良性であるとわかれば、それはそれで大きな安心材料になります。いずれにしても、詳しく調べておくことに損はありません。
京都府・京都市の自治体検診の通知を受け取った方へ
ソウクリニック四条烏丸は、京都府・京都市が実施する乳がん検診(一次検診)の指定医療機関となっており、受診券をお持ちの方は当院で検診を受けていただけます。
また、当院は乳腺外科として、他の医療機関や自治体検診で「要精密検査」の通知を受け取った方の精密検査にも対応しております。検診をどちらで受けられたかにかかわらず、通知をお持ちのうえお早めにご相談ください。
なお、当院では最新のトモシンセシス(3D)マンモグラフィを導入しており、乳房を圧迫する際の痛みを抑えながら、より精密に病変を確認することができます。「以前のマンモグラフィが痛くて苦手だった」という方も、安心して検査を受けていただける環境を整えています。
受診時に持参していただきたいもの
精密検査のためにご来院いただく際は、以下のものをお持ちください。
- 検診結果通知書(要精密検査の記載があるもの)
- 前回の検診で撮影した画像データ(お持ちの場合)
- 他院からの紹介状(ある場合)
- 過去の乳腺の病気の経過が分かる資料(治療歴がある場合)
これらがあることで、より正確でスムーズな診断につながります。手元にない場合も、まずはご相談ください。
胸にしこりなどの自覚症状が出てから受診するのも大切ですが、最も理想的なのは「症状が出る前の超早期」に見つけることです。乳がんは早期発見・早期治療ができれば、その後の経過(予後)が非常に良好ながんです。
ご予約から診察までの流れ
当クリニックでは、最新の医療機器と経験豊富な専門医による以下の検査を行い、乳がんとの鑑別を含めた正確な診断を行います。
乳腺外科では、女性医師と女性スタッフが対応します。
「これまではなかなか聞きづらかった」「こんなこと聞いていいのか分からない」のようなお悩みをお持ちの方も、安心して何でもご相談ください。
ご予約
当クリニックでは、お電話とWEBよりご予約・お問い合わせを受け付けております。
※WEBでは受付時間以外でも24時間365日ご予約いただけます。
TEL:050-1720-1847 (9:00-13:00/13:00-17:00 日祝休診 ※毎週木曜は19:00まで診療)
予約制のため待ち時間も少なくスムーズに受診することができます。
診察(問診・触診)
- 専門医が症状の詳細や生活習慣などをお聞きし、乳房の状態を丁寧に確認します。これにより、患者さまの状態を総合的に把握します。
- 不安な症状がある方は、安心してご相談ください。診察の結果、必要に応じて検査を行います。
検査
- 検査の種類や順序は、症状や年齢に応じて最適なものを選択いたします。
- ここでは、乳腺外科でよく行う検査について説明します。
マンモグラフィ検査
- 乳房専用のX線撮影です。乳腺全体の重なりを広げて撮影することで、手では触れることができない微細な「石灰化」(がんの初期兆候の一つ)を見つけることに優れています。
- 当院では痛みに配慮した新型のデジタル装置を導入しています。
マンモグラフィ検査について詳しくはこちら
エコー(超音波検査)
- 超音波を使い、しこりの内部構造をリアルタイムで観察します。しこりが「液体の袋(良性)」なのか「固形物(腫瘍)」なのかを判別するのに非常に有効です。
- 特に日本人女性に多い「高濃度乳腺(デンスブレスト)」の方でも、マンモグラフィでは映りにくいしこりを見つけ出すことができます。
治療
- これらの検査結果を総合的に判断し、適切な診断と治療方針を決定します。
- 当クリニックは、女性院長の在籍のもと、乳腺外科では女性医師と女性スタッフのみで対応しておりますので、安心してご来院・ご相談いただけます。不安な症状のある方は、まずはお気軽にご相談ください。
ソウクリニック四条烏丸の特長
女性医師・女性スタッフによる安心の診療体制
当クリニックの乳腺外科では、女性医師と女性スタッフが対応いたします。「これまでなかなか聞きづらかった」「こんなこと聞いていいのか分からない」といったお悩みも、安心してご相談いただけます。
最新の医療機器による精密検査
超音波検査、マンモグラフィ検査など、最新の医療機器を用いて正確な診断を行います。症状や年齢に応じて最適な検査方法を選択いたします。
予約制で待ち時間を短縮
電話またはWEBからご予約いただけます。WEBでは受付時間以外でも24時間365日ご予約可能です。予約制のため待ち時間も少なく、プライバシーが保たれた空間でスムーズに受診していただけます。
よくある質問(FAQ)
Q: 「要精密検査」と言われましたが、症状も何もありません。それでも受診すべきですか?
A: はい、症状がない場合でも、画像上の所見をもとに判定されているため、精密検査を受けていただくことが大切です。早期の乳がんは自覚症状がないことがほとんどです。
Q: カテゴリー3と言われました。がんの可能性はどのくらいですか?
A: カテゴリー3は「良性の可能性が高いが、悪性を否定できない」という判定です。精密検査の結果、良性と判明する方が多い一方で、正確な判断のためには検査が欠かせません。
Q:精密検査は痛いのでしょうか?
A: 当院ではトモシンセシス(3D)マンモグラフィを使用しており、従来の装置と比べて圧迫時の痛みを抑えた検査が可能です。エコー検査は痛みがほとんどなく受けていただけます。
Q:胸のセルフチェックはどのように行えばいいですか?
A: セルフチェックは月に1回、生理後に行うのが理想的です。鏡の前で乳房の形や大きさの変化、皮膚のくぼみや赤みをチェックし、その後仰向けになって乳房全体をくまなく触り、しこりや硬結がないか確認します。また、乳頭からの分泌物にも注意しましょう。
Q:他院の検診で「要精密検査」と言われましたが、そちらの検診を受けた病院に行かないといけませんか?
A: 必ずしも同じ医療機関を受診する必要はありません。乳腺外科を標榜している医療機関であれば、精密検査を受けることができます。検診結果通知書をお持ちいただければ、当院でも対応可能です。
Q:検診の通知は受け取っていませんが、自分でも気になるので検査を受けたいです。費用はどのくらいかかりますか?
A: 通知の有無にかかわらず、ご心配な点があればマンモグラフィやエコー検査を受けていただくことは可能です。費用は保険診療(3割負担)の場合、マンモグラフィが2,000〜3,000円程度、エコー検査が2,000円程度が目安となります。ただし、実際の費用は年齢や検査内容、追加で組織診が必要になるかどうかなど、お一人おひとりの状況によって異なります。正確な金額については、受診時にご確認いただくか、お電話でお問い合わせください。
Q. 精密検査の結果が出るまで、どのくらいかかりますか?
A. 画像検査のみであれば当日中に結果をお伝えできることが多いですが、組織診(針生検)を行った場合は、結果が出るまで数日〜1週間程度かかることがあります。
予約・お問い合わせ
私たちのクリニックは、女性の院長が在籍しており、女性ならではのお悩みやご不安なことも患者さんに寄り添ってカウンセリングをいたします。
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