陥没乳頭には先天性と後天性の2つの原因があります。
先天性の原因:
- 乳腺と乳管の発達バランスの不良
- 乳頭を内側に引っ張る索状物(固い組織)の存在
先天性の陥没乳頭は、母乳を作る乳腺組織と母乳が通る乳管の発達のバランスが悪いことが主な原因とされています。また、家族性の傾向も見られ、先天性陥没乳頭の約半数は遺伝によるものとも言われています。
後天性の原因:
- 乳房への打撲や外傷
- 急激な体重減少
- 乳腺炎の後遺症
- 乳房への外科治療
- 乳がんなどの悪性腫瘍
後天性の場合は、様々な要因で乳房の形状が変化することで陥没乳頭が生じることがあります。特に、乳がんなどの悪性疾患が原因となっている可能性もあるため、注意が必要です。